建築家 山岡良匡のデザイン事例

- Design houses -

施行は各地域の優秀な建設会社が行っております。
川木建設の施工は「中庭のある黒い家」です。

「自然素材に包まれる家」

大塚の家

東京都心部とは思えない閑静な住宅街にある旧家屋の建て替えです。分割した土地は3mの間口で道路に接道する旗竿地、道路から見える外観は白黒のコントラストをつけたサイディングの外壁に、木製扉と格子を組み合わせたデザインです。緩やかで幅広のアプローチ階段は、車イスが必要になったとき、スロープよりも楽に移動ができるようにと設けたものです。LDKの南面は近隣建物が迫るためダイニングに吹き抜けをつくり、ハイサイド窓から光を落とすようにしています。吹き抜けに面した2階には書斎コーナーを造作、借景が見える居心地いい空間となっています。米松の天井を張ったソファーコーナーは高さを抑えて落ち着きを持たせ、ウッドデッキとフェンスをしつらえることで外への広がりを演出しています。床材はオークとパインを上下階で張り分け、壁天井は漆喰と米松材を使い、体にやさしい自然素材で仕上げています。

DATA

大塚の家(東京都文京区大塚)

木造2階 軸組工法
敷地面積 180.07㎡(54.47坪)
延べ面積  98.26㎡(29.72坪)
平成25年8月竣工