建築家 山岡良匡のデザイン事例

- Design houses -

施行は各地域の優秀な建設会社が行っております。
川木建設の施工は「中庭のある黒い家」です。

「緑を楽しむ家」

蕨のアトリエ

アトリエ付の自邸で手前が設計事務所、奥の2階建てが住宅部分です。庭には実験も兼ねて多くの種類の樹を植栽し緑豊かな環境をつくりました。アトリエ正面にはソロノキとユキヤナギ、玄関アプローチにはナツハゼとオタフクナンテン、坪庭にはイロハモミジ、北庭はソヨゴ、南庭にはメグスリノキとオリーブ、オレンジなど。そのおかげで野鳥や昆虫たちが沢山やってきます。室内から植栽した木々がいつでも見えるように、位置や大きさを計算して窓を設けました。ウッドデッキもつくり、暮らしの楽しみを大きく広げ、自然との関わりを身近に感じられるように工夫しています。家の中心となるLDKは吹き抜けに面して寝室、スタディコーナー、子ども部屋を配し、引き戸を開放することで家全体がワンルームのように一体になります。どの場所にいても家族の気配が伝わるように意図したものです。リビング全体を見通せるキッチン、水廻りは西側にまとめ家事動線をコンパクトにしています。オレンジ色の壁で階段を隠し、水廻りへの裏動線を確保。ピクチャーレールを設置し、子どもの作品が飾れるギャラリーコーナーにしています。

DATA

蕨のアトリエ(埼玉県蕨市)

木造2階 軸組構法 
アトリエ  16.76㎡( 5.06坪)
住居    97.67㎡(29.54坪)
延べ面積 114.43㎡(34.62坪)
平成16年7月竣工